webディレクターの対応領域について【分かりやすく解説します】

2020年5月2日work

こんにちは、kazukiです。

  • webディレクターをやっているけど、どこまでがディレクターの仕事なのか分からない
  • webプロデューサーとの違いってあるの??
  • アートディレクターとwebディレクターの違いもよく分からない

今回は、そんな疑問にお答えします。

kazuki

”記事の信頼性”
この記事を書いている僕はweディレクター歴4年目。
過去に会社員として「コーポレートサイト」、「ブランドサイト」、「広告LP」の企画・制作ディレクション業務に携わってきました。
今はフリーランスのwebディレクターとして受託業務を主にやっています。
「制作会社」→「広告代理店」→「事業会社」と受託開発と自社開発の両方経験したため、一定の信頼性は担保できるかと思います。

それでは早速始めます。

webディレクターの仕事

webディレクターってどんな仕事か知っていますか?

一言で言うと、webサイト制作における現場責任者です。

しかし、責任者と言っても踏ん反り返って偉そうにしていられる訳でもなく、プロジェクト始動直後は誰よりもテキパキ動きます。

それではプロジェクト始動から終了までざっくりとステップで説明していきます。

オリエンテーション

まずはオリエンテーション。通称オリエンです。

受託制作でも自社開発でも、まずはマネタイズ(インターネットで利益を出すこと)するための企画案やプレゼン大会を関係者各位ではじめます。

何のためにそのサービスを立ち上げるのか、そして将来的にどのぐらいの利益を生み出せるのか。

などなど新規ビジネスを展開する理由について追求します。

承認が得られてようやくプロジェクトが始動します。

予算決め、アサインメント

ビジネスなのでもちろん利益を上げる必要があります。

必要経費を差し引いた粗利インパクトをいくらで見積れるか。

今回のプロジェクトメンバーをどうやって決めるのか。

また、このプロジェクトが与える影響を説得力を持たせて関係者各位納得させられるか。

という点がが優秀なディレクターにとって大切になってきます。

また会社によって分業化はされていて、

数値目標など上流業務はプロデューサーが担当し、制作段階に入ってからディレクターが引き継ぐことも多くあります。

ちなみに僕が初めてディレクターになった会社は5人くらいのベンチャー企業だったため、

一年目から上流業務である数値目標の設定から予算管理まで経験させてもらえました。

要件定義・情報設計

ここから要件定義・情報設計といったサービスの概要設計をwebに落とし込む作業に入ります。

webに落とし込むと言われてもピンと来ないですよね。

要するにそのサービスのターゲットは誰で、どのようなニーズを持っていて、どんなアプローチをしたらそのサービスを使用しお金を落としてくれるか。

という一連の消費者行動をwebサービスの設計図として作成したりすることです。

例えばIT転職のアフィリエイトメディアを立ち上げる企画だとすると、

マネタイズはユーザーがIT転職のサイトに登録したことで発生します。

ただ単純に誘導ボタンを作るだけではユーザーは登録しません。

登録に至るまでにユーザーにとって有益な情報を届け、興味を掻き立てるようなコンテンツを提供する必要があります。

つまり、実際にページの設計からコンテンツ案を作る作業が、「要件定義」と「情報設計」と言われます。

「ワイヤーフレーム」と「サイトマップ」と呼んだりもします。

アートディレクション、デザイン作成

「要件定義」と「情報設計」が完了したら実際のデザインに落とし込む作業をおこないます。

冒頭で少し触れたwebディレクターとアートディレクターの違いですが、”アートディレクター”はここで登場します。

デザインはサイトの方向性を定める上で非常に重要なものでして、

私たちは気づかないうちにデザインの世界で生きていて、無意識のうちにデザインによって行動を操作されていることがよくあります。

例えばトイレのマークの”🚻”

トイレと書いていなくても誰もがトイレだと分かると思います。

例えば海外でもデザインのテイストは違うもののすぐにトイレだと分かると思います。

人間は文字を読むよりも絵を見た時の方が情報のインプットが早いです。

なので”🚻”=トイレとすぐ理解するのです。

スターバックスのロゴもそうです。

あのロゴを見てコーヒーがすぐに頭に浮かびますよね?

※最近のスターバックスのロゴはベルサーチにも見えるけど。

つまり、ユーザーに行動を促すためにはデザインの作り込みが必要不可欠です。

そのためアートディレクターはデザイナーと共にサービスのメインカラー、イメージデザインをメイクしてユーザビリティが向上するインターフェイスを設計します。

そして、デザインが完了したら実際にテストページを生成するためにコーディングという作業に移ります。

コーディング、プログラミング(進行管理)

デザインが完成したらそのデザインがweb上で動くように実際にサイトを仕上げていきます。

この作業がコーディングやプログラミングと呼ばれます。

webディレクターは実際にコーディングやプログラミングはしないので、

スケジュール通りに作業が進んでいるかをチェックします。こちらの作業は進行管理といいます。

デバッグ・動作検証

ここでは実際にweb上に上がったテストページを端末ごとに上手く動くかどうかチェックをします。

近年SEOではスマホ画面の使いやすさにも厳しくなっているのでスマホの機種ごとのチェックも怠ってはいけません。

納品・公開

動作検証やデバッグが無事完了したらファイルを本番サーバーにアップロードします。

ここまでが一般的なwebディレクターのお仕事となります。

でもこれを全部webディレクターがやるのってかなり大変そうだな、、

…単純にそう思いますよね。

だから会社によって作業を分業化しています。

webディレクターの仕事は会社にとって異なる

僕は制作会社、広告代理店、事業会社と一通りのweb開発の現場にてディレクションをやってきました。

もちろん会社によっては変わるとは思うのですが、以下参考までに業態によって違いがあるのでまとめました。

制作会社、広告代理店の場合

制作会社や代理店では、ディレクターは常に複数の案件を抱えており、開発期間が長期に渡るプロジェクトも存在します。

そのため、会社によって営業やプロデューサーといった直接お客様から仕事をもらってくる担当セクションがあり、オリエンテーションなどの最初の打ち合わせはwebディレクターではなく営業やプロデューサーが行う場合もあります。

最初から同席することもあるのですが、プロジェクト始動前にフロントとして立つのは営業やプロデューサーが比較的多いのかな。なんて思います。

事業会社の場合

一方事業会社では、基本的には営業はいないためプロデューサーやプランナーが企画案を考えます。

そして企画に対してwebディレクターが要件定義・情報設計といったアウトプットに対する設計を行います。

制作会社や代理店と違うところは

全社的な数値目標が開発期間にダイレクトに影響してくるところになります。

そのため場合によっては、外部の制作会社に作業を依頼することもあるため、webディレクターがフロントとなり外注コントロールすることもあります。

結局、制作会社と広告代理店はどっちがいいの?

ズバリ、”人によって向き不向きがある”と言えます。

制作会社や代理店ですと、やはり様々やジャンルのメディアやサービスに触れることができるというメリットがありますね。

今まであまり関わりがなかった業界のサービスに触れることで自分の中で気付きがあったりして楽しいです。

一方、webへの理解が乏しいクライアントに当たってしまうと、

納期に対するスケジュールをかなりタイトにされてしまったり、クリエイティブに対する個人的な要望を追及させられ無駄な修正が発生したりと。IT土方一直線になってしまうことも。。

この辺は近年の働き方改革や業界自体も変わってきたのでだいぶ改善されてきたかと思いますが、

まだまだwebは簡単に作れて簡単に修正できると思っている人もまだまだ多いので開発に入る前の”握り”は欠かせません。

事業会社の場合ですと比較的スケジュールには余裕はあるものの、

会社的な目標数値が存在するので売上目標をベースにスケジュールを設定することが多いです。

また作り終わったら、さあおしまい。ではなく運用を行っていくものなので結果にコミットした制作物を作り続ける必要があります。

でも実際に数字が上がると楽しいし、一つのビジネスが成長していく過程を見ることができるので圧倒的な経験を積めるのもメリットだと思います。

人によってどちらが合うかは変わってくると思うので自分の性格含め色々考えて見てくださいね。

webプロデューサーとwebディレクターの違い

”ズバリ、プロジェクトに対して責任を持つか否か”ここに尽きると僕は思います。

これはディレクターが責任を持たなくていい。ということではありません。

むしろディレクターもプロジェクト成功に対して責任を持たなければいけません。

プロデューサーとディレクターは二人三脚でやっていく関係であるべきです。

しかし何かトラブルやイレギュラーな出来事が起きた際にフロントに立つことこそがプロデューサーであるべきだと考えます。

webディレクターが制作現場の責任者だとすれば、webプロデューサーはプロジェクトの責任者と言えますね。

まとめ

  • webディレクターの仕事は「オリエン」、「制作ディレクション」、「本番公開」といった一連のワークフローによって形成される
  • 実際の対応領域は会社や業態によって異なる
  • webプロデューサーとディレクターの違いは、webプロデューサーはプロジェクトの責任者であり、ディレクターは現場の責任者となる

というわけで、今回はwebディレクターの対応領域について解説させてもらいました。

参考になれば幸いです👍

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Posted by kazuki