Webディレクターっていらない?!【現役Webディレクターが分かりやすくお答えします】

2020年12月29日work


こんにちは、カズキです。



この記事を書く僕は、Webディレクター歴4年のフリーランス。



過去に「制作プロダクション」、「総合広告代理店」、「メディア運営会社」など、Web開発に携わる現場を一通り経験してきました。



この記事を見ている方は、何かしらWeb関係の仕事に勤めている方だと思います。



本記事は、「正直なところWebディレクターっていらなくない?!」

と、常日頃から感じてらっしゃるWeb担当者、もしくはデザイナー、エンジニアなど技術者の方へ向けて書きました。


▼下記のような方にオススメの内容です。

Web関係者

Webディレクターっていらなくない?

現場にしゃしゃり出てきて仕事が進まない気がする…。
ぶっちゃけWebディレクターが必要なシーンってどこなの?



5分程度で読める記事なので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。


Webディレクターっていらない?!【現役Webディレクターが分かりやすくお答えします】


Webディレクターがいらないと思われる理由は??


なぜWebディレクターは「いらない」と思われてしまうのでしょうか。


まずは、その理由から考えてみましょう😌


そこでよく言われるのが以下の二つ。


Webディレクターがいらない理由

(1):実際にサイトを作らない
(2):テクニカル(技術的)な知識に浅い



(1):実際にサイトを作らない


実際にWebサイトを作るのはデザイナーやエンジニアでして、Webディレクターではありません。

そう、Webディレクターはあまりサイト制作(実制作)に関与しない。
(※サイトの企画やアウトライン設計、進行管理はおこないます)



そのため、実際にサイトを作るのは「デザインコーディング」や「プログラミング」ができる技術者なんですね。



よって、実制作のフェーズでは技術者に任せてしまっていることが多いので、「ディレクター」として活躍する場面はほぼありません。


(2):テクニカル(技術的)な知識に浅い



Webディレクターがサイトを作るわけではありません。



よって、システムへの深い理解であったり、詳細部分における解説は基本的にできないことが多い。
(※細かくいえば、技術者上がりのディレクターだったらできる)

そのため具体的なシステム仕様を決める場面では、エンジニアにも同席してもらってサポートしてもらうことも多いです。

結論:エンジニアがディレクションすればいいのでは??


当然、こういった意見がでてくるかもです。

だって、結局ディレクションだけでは完結しないし…。

中には、”発注者の伝言ゲームしているだけ”みたいなディレクターだっているじゃん…。



ディレクターをされている方だったら、かなり耳が痛いですよね。

しかし答えはNo!→ディレクターは必要ですね


理由は、Webディレクターがいないと、そもそもプロジェクトとして成立しない場合が多いから。

ディレクターがいないと、仕事が始まらないこともある


例えば、クライアントワークを例に出してみましょう。

さて、制作会社や広告代理店などでサイト制作を担当した人なら分かると思いますが、クライアントの要求や意見が「一つ」にまとまっているこなんてありますかね?



多分、ほとんどないですよね。



なぜなら、クライアントはWebのプロフェッショナルではないから


クライアント側がWebを理解してくれている場合など、ほぼありません。


だって分からないから、我々に発注してくれるんですから😌

するとどうなるか…。

つまり、「クライアントが要求してくること」「実際のプロモーションで実現できること」の中に大きな段差が生まれてしまうんですね。


おまけにクライアント内部でみても「商品開発をされている部署の人」「広報担当者」などによっても視点が変わってくるわけです。

たとえば、

商品を作ってる側なら

商品の詳細説明を細かく載せた方がいいと思う。

けど、

営業担当の場合、

商品説明はいいから、ブランドイメージを前面に出して、メッセージ性を強く出したい…。



こんな感じで、それぞれ思ってることは異なるわけですよね。

結論から、これら合意点を見つけだすのがWebディレクターの役目です。

まず「クライアントが要求してくること」と、「実際のWebプロモーションで実現できること」、これらの段差を埋めるためにヒアリングをおこない提案しつつ、設計に落とし込んでいきます。

これらの作業は要件定義と呼ばれる作業でして、過去記事にしておりますので参考にどうぞ😌

現役Webディレクターが「要件定義の進め方」を解説!【注意すべきは三つだけ】



サイトの方向性とプロモーション仕様が確定してようやくプロジェクトがスタートするわけなんですね。

また、プロジェクトスタート後にすぐサイトを作るかと言うと、答えはノーです。

プロトタイプの作成が先


まずはワイヤーフレームなどのプロトタイプを作成しつつラフデザインをお見せしながら、完成後のイメージをクライアントとすり合わせる作業に入ります。


ここがいわゆる「企画・設計」または、「構成案作成」などと言われるフェーズですね。



ここでWebディレクターは、「提案書の作成」、「サイトマップ用意」、「ワイヤーフレーム策定」などをアウトラインを固める作業に入るんですよね。

ここでいきなりサイトを作成してしまうと、出し戻しがトンデモナイことになるので、まずはプロトタイプをFIX(承認)してもらう必要があります。



これが終わったら、はじめて実制作に進むことができます。

つまり、まとめるとディレクションの本質とは、


「発注者の要望をどうやってWebプロモーションで再現するのか決めること」


そして、


「それを言語化しつつ、技術者にパスすること」

これこそが、ディレクターの大仕事なんですよね。

雑な依頼だって、山ほどある


乱暴なクライアントの場合、フタを開けたら何も決まってない、何か要望がフワッとしている、とかめちゃめちゃ多いんですよね…。


プロモーション背景とか、目的を聞いていないのに、

「とにかくカッコ良くて最近っぽいサイト作ってよ」



みたいな丸投げパターンだと、さすがにディレクションも苦労します🙇‍♂️



るとディレクターは何度もクライアント訪問して、「あーでもない…。こーでもない…。」言われながら、ヒアリングをおこなうんですよね。



最終的にクライアントをプレゼンテーションをしつつ落として、要約デザインできる状態に持っていくわけですよ。

ぶっちゃけ、クライアントワークの場合、すぐ着手できる状態のプロジェクトなんて、ありませんからね。


制作指示だって、ディレクションのうち



冒頭で、実制作に入ったディレクターはほぼ活躍しないと言いましたが、訂正します。

わりと動いてるかもですね。

実装が始まってからも「方向性が逸れていないか」を小まめにチェックして、間違っていれば軌道修正をおこないつつ、バックアップするからですね。

意思決定者されてないと、現場はパニック状態


実装に取りかかってから、方向性や仕様が若干ズレてしまうことは、わりと現場ではあるあるかと。

でも、明確な方向性を定めた上で共有されていれば、序盤で修正することもできますよ。



ところが、作業を開始してから方向性に疑問が生まれたり、明確な意図がなくなってしまうと正確な指示ができませんし、技術者もゴールが見えなくなってしまう。

すると我流で進めるなど、パワープレイに頼ることになってしまって、最終的には「クライアントからクレーム」→「残業発生」→「ハードワーク」→こういったループに入ってしまうわけです。

そうならないために、事前にアウトプットイメージをしっかりすり合わせることが非常に大事になってくるんですよね。



きっと、ここが出来ていないから「ディレクターっていらなくない…?」と思われてしまう原因だと思います🙇‍♂️



結論:これらディレクションを技術者が兼任するのは無理ゲー


これが本質だと思う。

さすがにサイト制作+「ヒアリング・企画/設計・進行管理」などのディレクションを兼任するのはハードすぎですね。



制作運用などの修正がメインの案件なら可能かもですが、サイトリニューアルとかになってくると厳しいですね。

どんな仕事だって、分業されてます


繰り返しですが、技術者がディレクションする必要はないですよ。

きっと、大多数の人は過去にダメディレクターに振り回された経験があるかと思うので、皮肉を込めて仰ってるかもですが、わりと他の業種でもあるあるなので。


たとえば、建築なら現場監督、株式なら証券ブローカー、ファッションならバイヤー、一般企業なら営業マンはほぼ該当しそうじゃないですか。


結論からどんな仕事だって、代理でフロントに立つ人間はいるわけでしてWebだから兼用することないですよ。



ならば、「できるディレクターを育てること」にフォーカスした方が未来は明るいです。

できるWebディレクターとは??


今まで出会ってきたディレクターさんを思い返してみると、できるディレクターには「3つの共通点」がありました。

以下の通りです。

できるWebディレクターさんはこんな人だった

(1)さまざまな視点から、物事を考えられる

(2)マーケティングに長けている

(3)コミュニケーションお化け


(1)さまざまな視点から、物事を考えられる


ホリエモンが言っている「多動力」にも重なるかもですが、こうゆう人はいろいろ挑戦してますよね。


たとえば自身でもWebメディアを運営していたり、Youtuberで数字を持っていたり、プログラミングを学習してたりして、ディレクション以外に自分の得意分野がありますよね。



そのため、担当するサービスや商品によって、パフォーマンスを最大化しやすいので市場価値は高いです。



基本的に自発的に行動するようなマインドの人が多いので、仕事はできますよ。

(2)マーケティングに長けている


「サイトを作る」ではなく、「売れるサイトを作る」というベクトルですね。

今はWixとかbaseを使えば簡単にサイトが作れる時代なので、サイト制作自体の価値は低いです。

ですが、ネット集客ができて、マネタイズできる能力を持っていれば、それは専門知識です。

SEMに対する深い理解、コンテンツマーケティングスキル、セールスライティングなど、これらを実践レベルで活用できるディレクターはできるWebディレクターと呼べますよね😌


(3)コミュニケーションお化け



とにかくコミュニケーションに長けていて、クライアントに気に入られたり、制作チームからも人気者みたいな「根明なWebディレクター」ってどこの会社にも一人はいます♪( ´θ`)ノ

このポジションにいる人は知識がないことををコミュニケーションで補うわけではなく、基本的に知識もしっかり持っているんですよね。

大前提として知識を持った上で社交的だったり、雑談力に優れている人が多く、「ポジティブに働けるような空気作り」をがとても上手ですよね。

できるディレクターはディレックション×〇〇を持っている


Webディレクション+〇〇

ディレクション単体ではなく、その他に特質したスキルがあるとやはり強いですね。

ぶっちゃけディレクターは未経験から飛び込みやすいポジションなので、いかに差別化をしていくかが今後活躍するためには大切だと思いますよ♪( ´θ`)ノ

Webディレクターの方はぜひ意識してみてください。

それから、Web担当者、デザイナー、エンジニアの方はあなたの担当ディレクターはできるWebディレクターの特徴があるかどうか、チェックしてみてくださいね😌




それでは、記事は以上です。

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Posted by kazuki