Webディレクターっていらない?!【現役Webディレクターが分かりやすくお答えします】

work


こんにちは、カズキです。



この記事を書く僕は、Webディレクター歴4年のフリーランス。



過去に「制作プロダクション」、「総合広告代理店」、「メディア運営会社」など、

Web開発に携わる現場を一通り経験してきました。



この記事を見ている方は、何かしらWeb関係の仕事に勤めている方だと思います。



本記事は「正直、Webディレクターっていらなくない?!」

と、常日頃から感じているWeb担当者、もしくはデザイナー、エンジニアなど技術者へ向けて書きました。

Web関係者

webディレクターっていらなくない?
現場にしゃしゃり出てくるだけで仕事が進まない気がする…。
実際にwebディレクターが必要なシーンってどこ?



こういった疑問にお答えします😌

5分程度で読める記事なので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

Webディレクターっていらない?!【現役Webディレクターが分かりやすくお答えします】


Webディレクターがいらないと思われる理由


Webディレクターがいらないと思われてしまう理由は以下の通り。

その1:実際にサイトを作ることができないから


Webディレクターは基本的にサイトは作れません。

(※正確には技術者上がりのディレクターなら作れます)



サイトを作るに当たって、

html5,css3,javascript,PHPなどのマークアップやプログラミングなど専門知識が必要なんですが、実際に手を動かすのはプログラマーやエンジニアと呼ばれる人で、ディレクターではありません。

よって、制作段階ではディレクターはほぼ活躍しないことが多いんですよね。

その2:テクニカルな質問に答えることができない


実際にサイトを作れるわけではないので、

専門的な技術の話やシステムに関わる会話はあまり得意ではありません。



なので、クライアント訪問や技術的なミーティングを行う際はエンジニアも同席することが多いです。

結論→「なら、エンジニアがディレクションしちゃった方が早くない?!」


このように聞くと「エンジニアがディレクターも兼任した方が効率いいよね?」と思う人も多いと思います。



結局、エンジニアを通して会話をするだけなら伝言ゲーム。



だったら「ディレクターの業務も引き受けるよ。」となるのも自然な流れです。




ですが、

答えはNo,→「Webディレクターは必要と考えます」


その理由を解説。

技術だけでは仕事が進まない場合もある


例えば、クライアントとの仕事を例に出しましょう。

受託案件をやったことがある人なら分かると思いますが、

クライアントと仕事をして、担当者ごとの意見がまとまっている場合なんて、ほぼないです。



それもそのはず、商品開発の人間と営業担当者では見ているものが違います。



商品を作ってる側だと「商品の詳細説明を細かく載せたい」けど、

営業担当の場合、商品説明はいいから「とにかくブランドイメージを前面に出して、行動を喚起させるメッセージを強く出したい」など、それぞれの要望ってありますよね。



ただ、それらの要望をすべてサイトに盛り込むと情報過多になってしまうし、サイトも見づらくなります。



なので、まずはそれぞれの要望を汲み取って「合意点を見つける」のが先。



そのため技術に対する問題は一旦切り離して考えて、

ターゲットユーザーに適した情報設計を取り決めることが大事なんですよね。



むしろ、これを決めてくるのがディレクターの大仕事といっても過言ではないです。



そこをクリアして「再現するためにはどのように作るか」と初めて考えます。

雑な依頼だって沢山あります


乱暴なクライアントだと「とにかくカッコ良くて最近っぽいサイト作ってよ」みたいにノープランで丸投げしてくる人も多いです。



こういった雑なクライアントだと、ディレクターは何度もクライアント訪問してヒアリングを重ねます。



最終的にクライアントが納得できる設計図(WF/サイトマップ)を提案して、

たくさんの修正を重ねて完成イメージを固めます。



その作業が実際の作業を円滑に進めるにあたり、一番重要だと分かっているからなんですよね。

つまり、顧客折衝こそディレクターの役目


ここでの役割はサイトを作り上げる技術を語ることではなく、

お互いの合意点を見つけ、完成した後に認識がズレないように合わせることに意味があります。



それができていないと、実際にサイトを作るデザイナーやエンジニアもどのように仕事を進めて良いか分かりません。

意思決定者がされていない現場はパニックです


いざ制作に取り掛かっても、目的や方向性が定められていないのであれば仕事は進みません。



ターゲットユーザーが明確に無かったり、

コンバージョンが何なのか決まっていなかったら何を作れば良いかわかりませんよね。



ここをしっかりやれていないディレクターは本当に多いです…。



むしろここが出来ていないから「ディレクターっていらなくない…?」

と思われてしまうんですよね。



これらの作業を技術者が兼任するのはキビシイ…。


さすがに、サイト制作+「ヒアリング・設計書作成・予算策定・スケジュール管理」などなど、これらのディレクションタスクを



技術者が兼任するのはかなり厳しいかと…。



細かい修正案件なら何とかなりそうですが、大掛かりのサイトリニューアルの場合、完全消耗するはず…。

Web開発に限らず、どんな仕事も分業されている


技術者がディレクションする必要はありません。



Webは何となく簡単に作業できそうと思われがちなので、スルーされがちですが、どんな仕事も分業されています。



建築現場なら、現場監督、鳶職、大工、塗装、

アパレル業界ならデザイナー・パタンナー、生産工場、物流、販売など。



当たり前のように作業分担されているんですよね。



なので、Web業界だからといって全て一人でやる必要は無し。



その前にできるディレクターを育てることにフォーカスした方が健全です😌

結論:「できないディレクターは不要、しかし、できるディレクターはいた方が良い」ですね。


できるディレクターは、制作前の意思決定や、制作開始後の方向性をしっかり決めてきます。



こうしたディレクターの元なら制作もサクサク進められて、クライアントにも満足してもらえるのでWinWinです。

一方、使えないディレクターってどんな特徴がある?

意思決定ができない


クライアントとのヒアリングが甘く、要望が聞き取れていない。


また聞き取れていても独自の解釈で納得してしまっている。



こういった場合だと修正も増えますし、技術者への指示が曖昧なので現場はパニックです。



結果的に、技術者が直接クライアントと会話してしまうなど…。



これはまさに伝書鳩ですね。一刻も早く改善すべき🙇‍♂️

技術に対する知識が著しく低い


技術レベルが低すぎて、トンチンカンな設計やシステムを技術者に丸投げしてくるタイプ。



技術者に確認した上でクライアントへ提案するならまだしも、

勝手に決められてしまえば技術者もたまったもんじゃありません。



シワ寄せを食らうのは、技術者だということを忘れないように。

つまり、経験が浅いうちはディレクターとして機能していないも同然です


Webディレクターって業界的に不足しがちなポジションなので、未経験からでも目指しやすいです。



なので、始めの頃は結構無茶苦茶なディレクションをしてしまうことって多いと思うんですよね。



僕も未経験からディレクターになったので、始めの一年とかかなりヤバかったと思います🙇‍♂️



それでも、我流でディレクションを学ばれても技術者としては困るので、初めはベテランディレクターの下でアシスタントをするのが1番成長しやすいと思います。

さいごに:Webディレクターとして理想の形とは?


僕が思うディレクターとしての理想像はこちらの通り。

できるディレクター像

(1)マルチタスクとして案件をこなす

(2)専門的なコミュニケーションは技術者に任す

(3)最終責任はWebディレクターが背負う


(1)マルチタスクとして案件をこなす


冒頭でも言及したとおり、制作段階ではディレクターはほとんど活躍しません。



もちろん、進捗状況の確認やテストサイトの確認やデバッグ等は行いますが、制作中はほぼ手空きなんですよね。



ここで暇してしまうのはダメディレクター。



案件を並行して対応できる「マルチタスク」こそディレクターの武器です。



なので、新規案件のキックオフに参加したり、

納品後のサイトを分析して新規施策を提案するなど、運用案件を獲得するために行動すべき。



これをして、初めてディレクターとしてのタスクをこなしていると言えるでしょう😌

(2)専門的なコミュニケーションは技術者に任す


できないことは無理にディレクターがやらなくてもOKです。



システム設計などの技術的な会話が必要なミーティングもあります。



その際はディレクターだけではなくデザイナー・エンジニアなどに同席をお願いすることも大事です。



ここでディレクターとしてすべきなのは、

サイトデザインやシステムなどの専門分野には口を出さず、目的と方向性だけ伝えてあとは技術者に任せること。



技術者はプロです。



ディレクターが決めすぎると縛りがキツイものとなってしまうので、実装段階では静かに見守ることに徹するのができるディレクターです。

(3)最終責任はWebディレクターが背負う


いくら作ったのが技術者とはいえ、フィードバッグをもらうのはディレクターです。



それがお褒めの言葉でも厳しいクレームでもディレクターの責任です。



どんな状況でもフロントに立つのはディレクターであるべき。



なので、常日頃からディレクターと技術者間でのコミュニケーションエラーを起こさないように、

些細なことでも相談したり報告したりできる関係性を持つことが大事。



そういったできるディレクターは大抵雑談などのアイスブレイクにも長けていますよね。



僕的にディレクターは、コミュニケーションオバケであるべきだと思っています。

この3つに長けていればできるディレクターといってOKです。


いま現在、Web担当者やデザイナーやエンジニアなどの専門職で働かれている方は、
ぜひ明日から上記3つに注目してディレクターと仕事してください。


それでは記事は以上です。

work

Posted by kazuki