日本語ラップがダサいと思われる「3つ」の理由

こんにちは、カズキです。

日本語ラップってダサくない…?
そもそも「日本語」と「ラップ」ってミスマッチだと思うんだよね。
このように思う方は、記事を最後までお読みいただけると嬉しいです♪( ´θ`)ノ
この記事を書く僕はと言うと、割と日本語ラップを聴くんですよね(結構好きだったりします)
やっぱり日本人なので、日本語のリリックの方が単純に刺さります。(英語分からないだけですが…。)
また、トラックにも合っててラップも上手だと違和感なく聴き入ってしまいますよね😌
とはいえ、
皆さんが感じている「ダサい…」と言う感覚も分からなくないので、
「中立的立場」からこの度記事を書いてみようと思いました。
それでは、早速まいりましょう。
日本語ラップがダサいと思われる「3つ」の理由

理由は以下の通り。
その(1):稼いでるラッパーが少なすぎる
その(2):世間のイメージは「YO!YO!チェケラー!」から変わってない
その(3):日本ではストリートカルチャーが理解されづらい
その(1):稼いでるラッパーが少なすぎる

偏見かもですが、日本人ラッパーはお金を稼げるイメージがあまりない。
日本でも売れているラッパーは当然稼いでいますが、ほとんどが一般サラリーマン以下の収入。
実際、副業をしないと食べていけないラッパーも多いですよね。
一方、USラッパーの場合、
ミュージックビデオを見ればその生活水準の高さが分かるので面白い!!
例えばこんな感じ♪( ´θ`)ノ
「高級ジュエリー」をたくさん身につけて、豪邸には何台もの「高級車」を所有。
毎晩、水着美女と「高級シャンパン」を飲んでWeedを吸いまくる。
USラッパーにありがちなミュージックビデオ
こんな感じで、明らか勝ち組の世界です。笑
これが演出なのか、本物の生活なのかどうかはラッパーによります。
でも、ミュージックビデオのクオリティーを見てる限り、少なくともこれだけビデオに投資できるお金や収入はあるわけです。
実際に成功しまっくってるラッパーも多い

アメリカは日本と違って、HIPHOP市場における規模がデカイ。
そのため、稼いでいるアメリカラッパーの収入は桁違い。
たとえば、ウェストコーストヒップホップの立役者であるラッパー兼プロデューサーのDr.dreは「Beatsヘッドホン」を開発、
そして2014年にApple社に30億ドル(現在の日本円で3600億円)で売却したりします。
それから、2019年のフォーブスで「最も稼ぐヒップホップアーティスト」ランキングの一位となったカニエ・ウエストは2009年に立ち上げたスニーカーブランドの「Yeezy(イージー)」の売り上げがナイキのジョーダンシリーズを追い上げる勢いの15億ドル(日本円で1500億円)を達成するなど。
もはや本場アメリカではラッパーの活動は音楽活動だけではなく、ファッションブランドなどのライフスタイルに関わるカルチャーへの影響も与える存在なんですよね。
自ずとラッパーが憧れの対象となるのも当たり前ですよね。
その(2):世間のイメージは「YO!YO!チェケラー!」から変わってない

次に、日本語ラップのイメージはずっと「ヨーヨー、チェケラー」のまま。
実際は歌い回し(フロー)やラップもかなり改善されて、
洋楽に近いクオリティーに近づきつつあるのに、そのイメージは払拭されません…。
近頃は、第二次ラップブームなんて言われて、メディアにもよく日本人ラッパーの方が取り上げられています。
でも、結局ラッパーのイメージは変わりませんよね。
フリースタイルダンジョンの放送で「即興ラップの凄さ」など一時は注目されましたが、
結局のところ、音楽が流行らなければラッパーのイメージも変わらず「YO!YO!」って感じです。
ラッパーが登場するとなるとなんとなく「面白枠」みたいな扱いですし…。
このような固定観念があれば、誰も好んで日本語ラップなど聴かないのも当然。
本当にこのフレーズを「ダサく歌った」先人ラッパーの罪は重いです…。笑
一方、アメリカはラッパーの権威性が非常に高い!

アメリカのラッパーは誰もが憧れる存在。
Billboardを見てもHIPHOPとR &Bがチャート上位を独占。
2017年にはEDMを抑えてHIPHOPが「最も売れた音楽ジャンル」に認定されるなど、
ストリートカルチャーが好きな子どもや、黒人の若者はみんなラッパーで稼ぐことを夢見ていて、ラッパーへのリスペクトを持っているんですよね。
日本でいう「お笑い芸人」がそれに近いかもですね。
お笑い芸人はバラエティで司会もしますし、映画にだって出ますよね。お金持ちにもなれるし、おまけにモテるわけです。
それから元々不良だった人が「お笑いで成功するぞ」みたいなハングリー精神ってまさにHIPHOPのそれなんですよね。
その(3):日本ではストリートカルチャーが理解されづらい

HIPHOPは「人種差別や銃」、「ドラッグ」、「ギャング抗争」などと切っても切れない関係にあります。
歴史的背景から見ても、貧困から抜け出す手段として成り上がりを夢見る少年・少女のためのカルチャーなんですよね。
そこで日本でHIPHOPをやってしまうと、
こんな法治国家と言われる日本で「ギャング!」とか何言っちゃってんの…?
となってしまうのも、ある意味しょうがないですよね。
とはいえ、HIPHOPは世界で起こっているムーブメントです!

現在のHIPHOPの考え方は変わってきています。
そのため
HIPHOP=アメリカ
と言うのも少し古い考え方かもしれません。
今のHIPHOPは「個人の主張や思想」、「ライフスタイルを充実させる考え方」など複合的な要素を含んでいるため、もはやアメリカだけじゃなく世界中で起きるムーブメントでありカルチャーなんですよね。
そのため、日本語でしかできないラップは必ずあるわけで、個人的にはその価値を追求すべきだと思っています。
個人的にカッコいいと思う日本語ラップ3選

個人的主観ではありますが、最近の日本語ラップでイケてると思った曲を紹介します😌
下記の楽曲なら、アメリカにでも通用するレベルだと思っています。
KOHH – “I Think I’m Falling" Official Video
個人的には、日本で一番初めに「アメリカに限りなく近いラップ」を輸入した「日本人ラッパー」だと思ってます。
現に海外にもファンが多く、その才能は音楽だけではなくファッションの方も注目されていますね。
BAD HOP – Bayside Dream feat. T-Pablow, Tiji Jojo & Benjazzy (Official Video)
BADHOPの紹介は別記事でまとめていますので今回は譲りますが、この楽曲は控えめに言って最高なので紹介とさせていただきます😌
現在日本で一番勢いのあるグループですね♪( ´θ`)ノ
BUDS MONTAGE / 舐達麻(prod.GREEN ASSASSIN DOLLAR)
最近、注目しているのが舐達麻の三人です。
TRAP MUSICが主流の昨今、こんなクラシックなラップが聴けるのは嬉しいです。
ある意味、日本語でしか出せない味を出しているような気すらしますね♪( ´θ`)ノ
結論:日本語ラップでもカッコイイ曲はカッコイイ!!

アメリカのラップでもダサい曲はダサいし、反対にカッコいい曲はかっこいい。
それは日本語でも同じだと思います。
現に僕も数年前まで「え、日本語ラップってなに?!」って感じでしたが、
たくさん曲を聴くうちに日本語でもかっこいい曲はかっこいい!と言う結論にたどり着きました。
結局は個人の捉え方次第。
日本語ラップがダサいと思うのならUSヒップホップを聴けばいいし、個人の自由ですよね♪( ´θ`)ノ
やっぱり楽しく音楽を聴くのが一番!!
そんな感じで今回は終わります🙇♂️
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