
こんにちは、カズキです。
Webディレクターの仕事はなくなるのかな?
てかディレクターって、軽視されがちじゃない?
市場価値が高いWebディレクターの条件ってなんだろう…。
このような疑問にお答えします。
この記事を書くぼくは、都内でWebディレクターをしつつ、ブログ運営をしています。
5分ほどで読み終わるので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
Webディレクターは、いずれなくなってしまうの…?→【そんな疑問にお答えします!】

Webディレクターはいずれなくなる…。
そう思われがちな理由として、以下二点が挙がります。
(1)AIによりディレクションが自動化されるから?
(2)ディレクターがいなくても仕事は回せるよ?、問題
(1)AIによりディレクションが自動化されるから?

結論から言うと、
AIに仕事を取られるのは、まだまだ先だと思ってます。
こちらでも軽く触れてますが、AIが得意としているのは、「データに基づいた単純作業」や「データ処理」などのルーチンワークと言われてまして、
Webディレクターのメインワークである、「要件定義」や「制作指示」といったコミュニケーションを要するワークとは対極にあるからですね。
更にいえば、「市場調査」、「ビジネスモデルに適した企画提案」、「予算内に合致するクリエイターのアサイン」、「スケジュール管理」などは、プロジェクト要件によって流動的に変わる部分ですよね。
そのため、この辺りの仕事は「調整」や「折衝」がメインとなるため、まだまだ人力が必要な分野だと言えるわけです。
(2)ディレクターがいなくても仕事は回せるよ?、問題

続いて、議論になるのがこちら。
直接、デザイナーやエンジニアに発注しちゃダメなの?
そのほうが早いし、効率よくない??
この辺は賛否両論ありそうですが、
デザイナーやエンジニアが対応できるなら、OKだと思います。
(※勿論リソース及び、ディレクションがしっかりできればの話)
しかし、忘れてはいけません。
特にクライアントワークの場合、必ずやWebリテラシーを持っている担当者と当たるとは限りません。
中にはWebを理解していないお客さんもいて、まるで見当違いの要求をしてくる場合だってあります。
そんなときでも冷静にコミュニケーションを取りつつ、お互いの合意点を見つけます。
伝わるまで噛み砕いて説明したり、図解して要約したり、お客さんのリテラシーに合ったコミュニケーションが必要です。
なので、もしディレクターがいるなら、フロントに置いていた方が案件として上手く機能するのは間違いないですね。
とは言え、「制作ディレクター」は近いうち、なくなると思う。

少し厳しいですが、「作るだけ」に特化しているディレクターは、この先なくなるはず。
最近のクライアントは一定のWebリテラシーを持っていることが多く、基本的なディレクションをクライアント側で行えるケースも増えました。
(※現にWixやbaseなどのサービスでサイトを自作している会社も珍しくない。)
品質担保ができることは大前提ですが、
デザイナーによってマーケティング視点でUI・UXを提案したり、
エンジニアがアジャイル開発でヒアリングしながら進めるなどするなど、
ディレクションを兼用できているため、特別ディレクターが要らない場合もあります。
それから事業会社で見た場合、プロジェクトオーナーがいて制作チームに発注すると考えると、
直接デザイナーやエンジニアにパスするのがスムーズだったりもするので、制作ディレクター単体だと、価値は低めかな…と思います。
市場価値を高めるなら、「制作+Webマーケティング」がオススメ

つまり、サイト設計の「上流部分」に携わっていきましょう。
いくらクライアントや、プロジェクトオーナーのWebリテラシーが高くなっても、
上流段階から、自主提案してくれるWebディレクターは市場価値があり、希少性が高い存在です。
会社によって「Webマッケッター」、「プランナー」など、色々な呼び方もありますが、
個人的には「Webディレクター=マーケティングに強くなるべき」だと思っています。
上流部分とは具体的にどの部分?

ざっくりと、以下の部分ですね。
(1)ビジネス設計/サイト戦略立案
(2)Webマーケティング施策の提案
(3)高度なコミュニケーション
ビジネス設計/サイト戦略立案

現状分析から市場調査、競合分析をおこなって、SWOT分析などを通し、KGI/KPIを決定します。
小難しく、マーケ用語や漢字多用して、、スミマセン…。
つまり、どのように自社サイトを売り出せば「売り上げUPできるのか」、
そして「最終目標」と「中長期的な目標」はどのように決定するか、という部分を主にクライアントと握る感じですね。
ここでは、数字を使って論理的に説明できる能力と、マーケットをマクロ視点で捉えられる知見の広さがポイントになります。
ほかにも、サイトのデザインイメージを固めたり、コンテンツ案を考えたりと、プロジェクトの方向性を握る重要なパートです。
作業ベースで言うと、LPの企画・設計とか仕様策定できると強いですよ😌

Webマーケティング施策の提案

サイトの方向性が決まったら、
次はどんなマーケティング施策で「PDCAを回していくか」という点で運用体制を整えます。
ここでは、SEOやSNSマーケティング、サービスによっては広告出稿を行うなど、サイトにあった施策をクライアントに提案します。
SEOのコンテンツ出しや広告出稿時には、セールスライティングを行ったり、推敲(すいこう)をするなど、
Webディレクターであっても編集を行う場合もあるのでぜひ身に付けたいスキルですね。
高度なコミュニケーション

単刀直入にいえば、リテラシーに沿ったコミュニケーションを円滑に取れるか、ですね。
抽象的で申し分けないです。
分かりやすく言うと、システムディレクションやサーバー周りなど、
サイトのインフラ周りについて、クライアントの要望をある程度キャッチアップできるコミュニケーション能力は必須かと。
とは言え、バックエンドの話を完全に理解するのは難易度高いので、単語レベルで理解できればOKです。
(※議事録と録音はマストです。録音は許可を取りましょう。)
また、技術者を同行させても良いので、この辺りは臨機応変でいいかもです。
さいごに:説得力を持たせるために実績は積むべき

記事を見ているあなたが、制作会社なのか、広告代理店なのか、はたまた事業会社なのかが分かりませんが、
どこであろうと、今いる環境で「実績作りができる案件をいくつか経験」しておきましょう♪( ´θ`)ノ
一番良いのがリスティング広告でLP制作を担当することですね。
コーポレートサイトやブランドサイトの制作もいいですが、
やはり成果が出るまで時間がかかりますし、指標的にも成果が見えづらい部分もあると思います。
その点、LPなら数字もダイレクトに反映されますし、短期的に成果も収集できるのでPDCAを効率よく回し、「売れるサイト作り」を学ぶことができます。
成果が良ければ成功事例になりますし、悪かった部分は失敗事例としてTIPSにすることができますよね。
他社の成功事例を持ってくるWebディレクターは胡散臭い

個人的意見です🙇♂️
ネットで拾った情報(他社の施策)をドヤ顔で提案するマーケッターも多いですが、ぶっちゃけ胡散臭いです。
だって、実際にパフォーマンス上げられるのに、自社で成果上げた実績ないっておかしくないですかね…?
むしろ、「可能性はあるので試しましょう。」みたくフラットに受けているクライアント案件なら良いですが、
大半が「ぜひ御社のサイト、改善しましょう。この施策が有効です。」とセールスしてきた業者が自社の事例を持ってないって怪しいです…。
なので、もしすぐに成功事例を積めるような環境にいないなら、
転職もしくは、自分で行動するのもアリですね♪( ´θ`)ノ
アフィリエイトサイトを作ってASPから収益を作ってみるとか、
Twitterを頑張って1,000人フォロワー集めてみるとか、何かしら自分で行動して、成果をあげると説得力があっていいと思いますよ。
結論:変化を続ければ、Webディレクターは残り続ける

これは、デザイナーでもエンジニアでも同じ。
時代の流れによって、求められるスキルは変わってくるし、変化を求められます。
そのことを忘れずに、常に変化してスキルをアップデートできるクリエイターでいたいものです♪( ´θ`)ノ
偉そうに話しましたが、記事は終わりです🙇♂️