
こんにちは、カズキです。
おいおい、、ダメなデザイナー…って、
デザインを作ったことがない奴が何を言ってんだ・・。
と、思われた方も多いかもしれませんね。
先に謝ります、スミマセン…。
気分が悪くなった方は、すっと記事を閉じてください。
今回のテーマはデザイナーにとって、多少ざわつく話題かと思います。
でも、ちょっとだけ聞いてください。
実際問題、デザインが作れない人に「刺さらないデザイン」って何なんですかね・・。
僕たちが相手にするのはデザインのプロではなく、素人ですよね。
つまり、一ユーザーの私たちが良いと思わなければ、それは良いデザインではないと思うんですよね。
もしかしたら、気付かないうちにデザインではなく「アート」を作っているのかも。
という訳で、今回はWebディレクターの僕が思う「ダメなデザイナーと良いデザイナーの違い」というテーマで進めてまいります。
新人Webディレクターや、Web担当者の方へ向けた記事です♪( ´θ`)ノ
※5分ぐらいで読み終わる記事なので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
現役Webディレクターの僕が感じる「ダメなデザイナー」と「良いデザイナーの違い」【ちょっと辛口でスミマセン】

それでは、早速まいりましょう。
過去に遭遇したダメなデザイナーはこんな人

過去の経験から、個人的に「ダメやな…。」と思ったデザイナーの特徴をまとめました。
その(1):トレンドを追っているだけ
その(2):ユーザー体験をしていない
その(3):デザインを好き嫌いで判断している
その(1):トレンドを追っているだけ

トレンドを追うこと自体はOKです。
様々なデザインに触れることで、インスピレーションや創造力が広がることは間違いありません。
ただ、勘違いしてはいけません。
目指すべきは、トレンドのカッコいいサイトではなく、「売れるサイト」を作ることです。
売れなければ、ただの自己満足にすぎず、流し見されて終わりです。
冒頭でも触れましたが、
ダメデザイナーは、デザインではなく「アート」を作っている状態になってしまっていると思う。
その(2):ユーザー体験をしていない

個人的に、一番マズイと思うポイント。
そもそも、自分がお客になってみなければ、ユーザーが本当に欲しい情報を知ることはできません。
観たことがない映画を人に説明するのは不可能ですし、
食べたことがない料理を作ることはできません。
逆に、実際に使ったことがあるサービス(商品)なら、
「お、この配色いいね!」
とか、
「このボタン使いづらいな…、もうちょっと丸っこくしようかな、、」
など、あくまで例ですが、具体的な感想が生まれるはず。
そのため、大前提として商品の魅力を伝えるはずのデザイナーが、「ユーザー体験をしていない」というのは論外なんですよね。
その(3):デザインを好き嫌いで判断している

他人の作品をみて、何か、このデザイン好きじゃない…、と判断したり、この作品のデザインが好きだから、、今回のデザインの参考にしました!
みたいなデザイナーは、もれなくダメデザイナーですね🙇♂️
なぜでしょう。
理由はデザインに対して「感情論のみ」で応えているから。
本来なら、デザインに至った背景や理由を汲み取った上で、ジャッジすべき。
確かに、良いと思えるデザインや、行動を起こしやすいデザインには感情は必要です。
でも、それは「論理ありき」なんですよね。
倫理があるから、人は初めて安心感を持てるし、決断できるハードルもグンと下がります。
デザインを作る上で、「論理+感情」は基本、これがデザインと「アート」の違いです。
逆に良いデザイナーはどんな人?

反対に「良いデザイナー」はどんな特徴を持っているんでしょう。
答えは、以下の通りです。
(1)デザイン意図をキチンと説明できる
(2)マーケティング視点に長けている
(3)ヒアリングの鬼
(1)デザイン意図をキチンと説明できる

良いデザイナーは、デザイン提出のタイミングには、必ず制作意図をセットで伝えます。
もう、シツコイぐらい言う。
なぜならデザインは「アートじゃない」ことを理解しているので、
「倫理+感情」で納得できる落とし所をしっかり抑えたいと思うから。
それはデザインの出し戻しを減らすだけではなく、余計な指摘(やりとり含む)を解消させるためでもあるんですよね。
(2)マーケティング視点に長けている

ここで伝えたいのは、
、的なことではありません。
発注者が求めているのは「過去にユーザー体験を積んだことがあるか」、
その分野において「一定のリテラシーを持っているか」というところです。
さらにいえば、ヒットコンテンツの傾向について「自分なりに言語化し、明確な解を持っている」など、倫理的思考の部分があるとなおさら良いですよね。
繰り返しですが、その分野を知らないデザイナーの作ったデザインはアート。
一方、その分野に特化したデザイナーが作ったデザインは売れるし、ユーザーに刺さります。
(3)ヒアリングの鬼

過去、数々の「良いデザイナー」仕事をしてきて感じること、それは質問の多さです。
とにかく、気になったら質問。
分かっていても念のための確認、とにかく確認、確認、確認です。
気の利くデザイナーなら、参考サイトをその場でペッペと見せて答え合わせ。
時には、プロトタイプをその場で作って、驚かせます。
その理由は、良いデザイナーには「良いデザインを作るにはヒアリングが命」、と脳内にインプットされているからですね。
良質な会話をおこない、相手の発する言葉から透明性を入手する、もはや達人の領域です。
プロジェクトを成功するために必要なこと→答え:良いデザイナーのアサインです

結論から言うと、「良いデザイナーをアサインできる目」を持ちましょう、という話です。
その1:そのためにも、日々のコミュニケーションは取るべき

当たり前のことですが、デザイナーを知らなければ、適切なアサインはできないです。
会話をしてみなければ、
、といったデザイナーの特性すら知ることができませんよね。
誰でも得意、不得意はあるので日頃のコミュニケーションから、情報を取りに行く姿勢が大事。
その2:最低限のデザインポイントは知っておくべき

って方へ向けて、ざっくり説明します。
前提として、デザインの本質は言葉です。

理由として、
人は「言葉」で論理的に理解し、「ビジュアル(視覚要素)」で理解したのち行動するからですね。
そのため、ビジュアルは「言語化→ビジュアライズ」したものでないと、辻褄が合わないんですね。
カッコイイ画像だけを広告に出しても、誰も買いません。
それは画像だけだと、情報として足りないし、ぶっちゃけ不安だからです。
誰だって、失敗したくありません。
そのためにも、できる限り不安を取り除いてあげることが大切です。
これがデザインが言葉、という本質です。
簡単なのは「自分ごと化」してみることですね

シンプルこそ、一番です。
「自分だったら買いたくなるか、もしくは行動をするだろうか…、」
と、鬼のように自己対話しつつ、デザインを見てみるのがオススメ。
必要なら、そのサービス(商品)を買ってみても良いと思います。
そして、どうしても気になるなら、デザイン意図をデザイナーに確認しましょう。
ついでに「見やすさ」もチェックしておきましょう

そもそも、良いデザインでも視認性が低く、見落とされてしまうのはNGです。
そんな時は、以下のポイントをチェックしましょう。
ブランドイメージを損なっていないか
改行:文章を読んで、しっかりと息継ぎできる改行になっているか
行間:文章が密集して見づらくなってないか
カーニング:文字と文字のスキマ(横)が狭くないか
色彩ルール:ルールが設けられているか。「7対2対対1」ぐらいの割合だと良し(スーツの原理)
画質:直感的にぼやけて見えないか
最適でも、この辺りには目を配りましょう。
まとめ

さいごに、まとめで記事を終了とします。
(1)トレンドを追っているだけ→「トレンドのカッコイイ部分ではなく、売れた理由に注力しよう!」
(2)ユーザー体験をしていない→「知らないことには理解ができない→なら、体験しよう!」
(3)デザインを好き嫌いで判断している→「デザインの根拠を見つけるクセをつけよう!」
(1)デザイン意図をキチンと説明できる
(2)マーケティング視点に長けている
(3)ヒアリングの鬼
・日々のコミュニケーションでデザイナーを知ること。
・デザインの本質は「言葉」、人は言葉で理解し、直感的(視覚的)に理解し、行動する。
・見やすいデザインを作っているか、注力してみよう。
それでは、記事は以上です。
少しでも参考になれば嬉しいです🙇♂️